“一緒に考える”を大切に
―障がい者雇用コンサルティングの現場から―

今回は、障がい者雇用コンサルティングを担当しているスタッフに、日々の仕事内容や、嬉しかった出来事、失敗からの学びなどをお伺いしました。

雇用促進スタッフインタビュー

― 障がい者雇用コンサルティングの仕事って、どんなことをしているんですか?

スタッフ:
一言で言えば、企業と障がいのある方の「間に立つ」仕事です。
企業が「障がい者を雇用したい」と思ったときに、最初の相談に乗るところから始まり、採用、受け入れ体制の構築、実際の雇用、そして定着まで、ずっと伴走します。

制度や助成金の説明をしたり、どんな仕事を任せられるかを一緒に考えたり。
もちろん、障がいのある求職者とのマッチングや、企業側の不安や誤解を丁寧に解いていくことも、私たちの大切な役割です。

― この仕事をしていて、嬉しかったことはありますか?

スタッフ:
はい、たくさんあります!

印象に残っているのは、障がい者雇用に消極的だった企業が、何度も対話を重ねる中で「この人と一緒に働きたい」と前向きに受け入れてくれたことです。
実際に働き始めてからも、「本当に雇ってよかった」と言っていただけた時は、胸が熱くなりました。

また、当事者の方が「自分の居場所ができた」と笑顔で話してくれた瞬間も、本当に嬉しかったですね。

― 逆に、失敗した経験はありますか?

スタッフ:
毎日が失敗の連続です。
「これで完璧!」と思えることって、実は一度もなくて。
どのケースも一つとして同じものはありません。

振り返ると、「もう少しこうできたかな」「あのときこう言えばよかったかな」と思うことばかり。
でも、それを「失敗」で終わらせず、「次に変えていきたい点」として受け止めて、少しずつ前進していくようにしています。

大きな壁を一気に乗り越える、というよりも、小さな壁をコツコツ積み重ねていく感じですね。
時には立ち止まって、寄り道や休憩をしながらでも、歩みを止めないこと。
それが、私にとっての“乗り越え方”なんだと思っています。

― この仕事のやりがいは何ですか?

スタッフ:
やっぱり、企業と障がいのある方、両方にとって「良い出会い」が生まれたときです。
そして、それが“続いていく”のを見られること。

企業の担当者さんから「この人が来てから職場が明るくなったよ」と聞いたり、当事者の方が「毎日働くのが楽しい」と話してくれたり。

その小さな変化の積み重ねが、社会全体の空気を少しずつ変えていく気がしています。
それがこの仕事の醍醐味ですね。

― 最後に、応募を考えている方へメッセージをお願いします!

スタッフ:
誰かと一緒に「考えること」「動くこと」が好きな人には、ぴったりの仕事です。
正解がひとつじゃないからこそ、相手と向き合う力、柔軟に対応する力が求められます。

でも、そのぶん、一つの成功にたどり着いたときの喜びはとても大きいですよ。
「支援を通して、自分も成長したい」そんな想いがある方と、ぜひ一緒に働きたいです!

あなたの一歩が、誰かの“働ける未来”につながります。
私たちと一緒に社会を少しずつ変えていきましょう!

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